NIKEの決算 今後のサプライチェーンの脆弱性

アメリカ ナイキの22年度1Q決算が9月23日(木)に発表された。EPSが $1.16 でコンセンサスを $0.04をビートするも、売上高が12.25B (昨年対比+15.6% ) でコンセンサスを $220Mミスした。直営店の売上高やデジタル部門の売上高が飛躍したが、ベトナムを中心とした生産国がロックダウンし、思うように在庫が入荷できなかったことが原因です。

また、船便のリードタイムが従来40日だったものが、現在80日かかっていること、またそのコストが高騰していることから、22年の売上高見通しを大きく下方修正しています。

 

アメリカは、10月~12月が小売業のピーク。その時期に売る商品がないということは、とても致命的です。この傾向は、ほかのスポーツ・アパレル企業にも当てはまります。

 

ナイキの決算発表を受けて、アンダーアーマー、クロックス、ルルレモン、アディダス、JDスポーツといった会社の株価が下落しています。